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どうなるスポーツ界

体罰に関する流れがどんどん大きくなってきた。
高校での全国レベルにある強豪校での様々な部活動から、今度は社会人の全日本レベルにまで。
何でもかんでも一諸くたにしてやいませんかね。

マスコミはジャイアンツの阿部が沢村の頭を叩いた時には、こぞって美談として扱っていませんでしたか?
それが今では手を出すのはもってのほかという論調一辺倒じゃないか。

近頃の日本人ってどうしてこうも大衆迎合というか、一度流れ出したら皆がそちらに属そうとしない?
それに両極端だよなぁ。
All or Nothing はアメリカ流、つまり日本から見れば外国流で、曖昧でまぁまぁそんな杓子定規にならずに…
というのが日本流だったはずだ。日本の文化と言ってもいいと思う。

それなのにここのところの体罰に関して言えば、手を出すのは絶対駄目、言葉による暴力も又然り。
何でもかんでも一切駄目、というのはメンドクサイからいっその事全部に蓋をしてしまえって事と同じだ。

女子柔道で言えば、金メダル至上主義という事を否定できないと監督も言っていたけど、
それを望んでいるのは監督だけですか?選手はトップを目指し、連盟やJOCもそうでしょう。
更には国民が金メダルを望んでいたのではありませんか?

それなのに全部を否定していたら、果たして世界を戦える人材は育つのだろうか。
ハラスメントはそれを受ける側の人間がそう感じたならその時点で成立するのだから、
今後はどうやって指導していけばいいのかあらゆる競技の指導者が悩むんだろう。

解決のカギは、指導する側とされる側の信頼関係にあるのは普通に思いつくのだが、
一対一での指導ならそれを構築するのも、或いは早い段階で合わないなと見切りをつけるのも
容易だろうが、多くの選手をみなければならない競技では難しい。

後に、日本スポーツ界の弱体化が始まったのがあの時代からだ…と言われなければ良いのだが。

2013年01月31日 | Comments(2) | Trackback(0) | スポーツ
コメント
No title
motasukeさん、こんにちは
だっくも全く同感です。
いや、日本国民の大半は、実はそう思っているのではないでしょうか。
でも昨今の風潮、異論を唱えるのは厳しいでしょう。
スポーツの世界でも物造りの世界でも、技術は厳しい指導によって継承されていくものだと思います。
私の現役時代を思い出すと、叩かれる殴られるは日常茶飯事、てめぇなんか死んでしまえ!なんて何度言われたことでしょう。
でもそのおかげで生き抜くことが出来ました。
だいたい、「言えば解る」なんて甘いこと言ってたら、強い選手、匠なんか生まれませんってば。
言っても解らないから体罰的指導があるのでしょう。

いま教育界でいじめが問題になっていますが、いじめを無くすことよりも、いじめられた場合にどう対処するかを教える方が賢明かと思います。こんなこと書くと、似非文化人から強烈な批判を浴びそうですが(^^;)
だっく URL 2013年02月01日 12:49:20 編集
だっくさん
だっくさん、こんばんは。
日本国民の大半は、そう思ってくれているでしょうか。
そうだとするなら、今のこの流れは一体誰がそうさせているのでしょう。
まるでイジメに加わっている加害者側が本当は止めたいのに
周りの目を気にしたり、今イジメられている対象が自分に変わりはしないか
恐れている為に、自分も手を出してしまう状況と同じに思えます。
自己保身から回りの価値観と自分のそれが違っていても口に出せない。
「それぐらいは当たり前だろう…」と思っている、或いはそう指導されてきた
競技者はゴマンと居るはずです。

想像ですが、監督が「手を出していたのは私だけだから…」というのは
周りのコーチ陣を庇う発言だったと思います。
格闘競技でヤンワリ指導なんて、考えられません。
柔ちゃんは、自分達が引退してから変わったんだろう、と言ってましたが
それはちょっと眉唾ものです。

「今(攻めに)行かないといけないのに引いてしまったりするので、
そのタイミングが言っても分からずにいたので…」
と言う様な内容を件の監督が言っていました。
言葉で分からないのだから、体で覚えさせるのは仕方の無いことですよ。

どう対処するか、それはどんな問題であれ、生きていく上で重要な事ですね。
社会で生きて行ける能力を身に付けさせる。
まさにそれこそが教育に求められるものです。

私達のような考えは野蛮なんでしょうかv-390
motasuke URL 2013年02月01日 22:19:01 編集

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